私自身も以前に所有していたモデルなので非常に愛着があります。
今回は「当店で代用品として販売しているロレックス対応のバネ棒が入らない」とのことで、調査のためにお預かりいたしました。

ブレスレットの刻印は「78790」、フラッシュフィット(FF)は「558B」。間違いなく純正品です。

どうしても外れないフラッシュフィット
通常であれば、この状態でFFがスッと外れるはずなのですが……なぜか全く取れません。

接写してよく見てみると、穴の中にパイプのようなものが残っているのがわかります。
違う角度からも確認してみましょう。

原因はおそらく、以前使用していたバネ棒の頭が折れ、ボディ(筒の部分)だけが中に残って固着してしまっている状態です。
まずは超音波洗浄機での洗浄を試みましたが、残念ながら変化なし。
その後、当店で可能な限りの除去作業を行いましたが、これ以上はブレスレット本体を破損させてしまうリスクがあるため、断念せざるを得ませんでした。
無理な代用はおすすめできません
本来、このモデルは直径2.0mmのバネ棒が適合します。
現在は異物が詰まっているため、1.5mmのバネ棒すら通りません。
細い1.3mm径なら通るかもしれませんが、エクスプローラーのような重厚な時計に1.3mmのバネ棒では強度不足。
時計の脱落・紛失に繋がる恐れがあるため、当店ではオススメしておりません。
お客様の「大切な時計」を守るための判断ですが、今回は残念ながらお力添えができない結果となりました。
同様の症状でお困りの方も、無理に押し込んだりせず、まずは状態を確認されることをおすすめいたします。