こんばんは、時計屋ネットのスタッフ2号です。

今日は朝から雨の天気予報でしたが、
夕方6時～7時くらいには止むところもあるでしょう、のお天気お姉さんを信じて
グレーな空を眺めつつ、傘を持たずに出勤したのですが、
どうやらいい感じでこの時間は雨が上がってるようです、セーフセーフ（笑）

さて今日はお客様のオーダーベルトのご紹介です。
JCペランのマットクロコダイルです、カーブ仕立ての具合が素晴らしいです！

カラー　PCL14（チョコレート）
ステッチカラー　443（シナモン）
シングルステッチ　手縫い
厚み　R型　スクエアートップ　約4.0mm
エンドピース　カーブ
バネ棒　標準

裏材　ラバー

今回のオーダーベルトの注目ポイントはエンドピースのカーブ仕立てです。
色んなメーカーさんでベルトの付け根の部分をカーブ仕様の対応はしてもらえるのですが、
出来上がって来たベルトを見て、おぉカーブだー！ってパッと見で一番すぐわかるのは、
昔からずっと変わらずJCペランだと思っています。

このカーブ仕立ては、スタッフ2号、昔は勘違いしてまして、
丸い形にフィットさせるためにカーブにするんだと思ってたんですよね、
セイコーの純正の革ベルトみたいにピタッと隙間なくくっつく、
そういう感じの役割だと思ってたんです、でもそうじゃないんです。

時計のラグの部分、時計本体からニョキっと出ているベルトを固定する足の部分、
そこのバネ棒を留めるところが、本体から離れていればいいのですが、
結構本体寄りに留めるところの穴が開いていると、
時計のベルトを装着したときに、革ベルトが時計の本体のところと擦れてしまうので、
その擦れを回避するために、カーブ仕立てにすることによって当たらなくなる、
というのが、カーブ仕立ての役割です。

既製品の分厚いベルトを装着したりするときなんかでも、
端っこの部分が擦れちゃったりするときがあると思いますが、
そういう時は、既製品をカーブ仕立てにするのはまず難しいので、
使っているバネ棒の直径の太さをちょこっと細いものにすると、
その分ちょこーっとだけ時計本体との間に隙間が増えたりするので、
そのちょこっとで擦れを回避する、という手もあります。

今回はオーダーベルトですので、しっかりカーブ仕立てにすることによって、
擦れないようになってます、バッチリ美しい仕上がりです。
裏材もラバーなので汗に強くてこれからの季節にもしっかり使えます！

オーダーベルトは小さいこだわりを色々と詰め込めるのが良いところですので、
是非お気に入りの時計で、こだわったベルトで楽しんでみてください♪

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