2010年3月3日のブログ内容となりますが、今回改めて電池交換の際に発見したことがございましたので更新しました!(実に8年越し!)
「0位置調整? 何じゃそりゃ。」
クロノグラフの時計には針がたくさん付いていますよね。
通常の時間針は竜頭を引いて回せば、時間調整ができます。
ですが、
クロノグラフの針がリセットを押してもなぜか0に戻らない!
こんな事ありますよね。(クォーツの時計)
大抵の場合は竜頭を一段、もしくは二段引いた状態でクロノグラフを作動する際のボタンを押すことで、修正が出来ますが、先日カルティエのタンクアメリカンの0位置調整がこのやり方でやってもうんともすんとも修正できない。
こんな時は「カルティエ カスタマーセンター」に問い合わせます。
修理技術者さんに教えて頂きました。
なお、この情報は時計を買った時に付いている保証書、説明書にも載っていないとの事です。
通常使用による針位置がずれることは希で、主に電池交換の際におこりうる現象で(そんな事ない場合もあります)技術担当者が知っていれば良い話(カルティエの修理はカルティエにて行われる前提)なので、町の時計屋さんも知らないんです。
(今回のように聞けば教えてくれます)
それではそのやりかたです。

1.竜頭を一段引く
2.4時側のプッシュボタン(以下Bボタン)を押しながら
2時側のプッシュボタン(以下Aボタン)
を2秒以内に「3回」押す
3.Bボタンを押してクロノ秒針を調整
4.Aボタンを1回押した後、Bボタンを押すと4時位置、8時位置の針を調整
5.すべて合わし終わったらAボタンを1回押す
6.竜頭を押しこんで終了
こりゃ絶対聞かないとわからんわ。
特に2番の
【片方のボタンを押しながらもう一方を「3回」押す】
暗号か!
私の備忘録の為にもアップいたしました。
で、ここから追伸です。
この時計パーペチュアルカレンダーでうるう年も換算されている
かしこい時計だったのが2019年11月6日 今更ながら判明致しました。
で、うるう年の合わせ方も記載しておきます。
【カレンダーの調整】
・うるう年
1.竜頭を二段階引き出す
2.Bボタンを2秒以内に3回、Aボタンを2秒以内に3回押す
3.中央のクロノ針がうるう年から何年目かを指示するので、Bボタンで調整
12時:うるう年、3時:1年目、6時:2年目、9時:3年目
・月
1.Aボタンを押すとクロノ針が月を指示(指す時間の箇所が月となります)
するので、Bボタンで調整
・日
1.Aボタンを押すとクロノ針が日付を指示(1日ごとに1分刻み、6日なら6分)
するのでBボタンで調整
・時
1.Aボタンを押すと黒の針が「時」を指示(1時間毎に1分で24時まで)
するのでBボタンで調整
以上で設定が終われば竜頭をもとの位置に戻して終了!
今回のキーワード
「2秒以内に」
これゆっくりやってると、モードに入らないのでご注意を。